「仕事の細かいところが気になって仕方がない……」
「十分に調べてからでないと行動できない……」
「常に気を張っていて毎日しんどい……」
「気にし過ぎないようにしよう」と思ってみても、「完璧主義」の人にとって簡単にできることではありません。
他人は気にしていないと分かりつつも、余計なところにエネルギーを消耗してしまうのです。
そもそも、なぜ「完璧主義」になってしまうのでしょうか?
「原因が分かれば何か解決できるかも!」と思い調べてみると、
・生まれ持った性格によるもの
・幼いころに育った環境によるもの
・過去のトラウマによるもの
など、自分では変えることが難しい理由ばかりが並びます。
「どうしようもないじゃん……」と、結局落ち込んでしまいます。
では、もう少し別の視点で考えてみましょう。
今目の前で取り組んでいることについて、「完璧に仕上げたい!」と思っているのはなぜでしょう?
ミスがあると周りに迷惑をかけてしまうかもしれないから?
失敗すると恥ずかしい目に遭ってしまうかもしれないから?
他人に嫌われるかもしれないから?
それらは全て、「悪い結果に繋がってしまうかもしれない」という「リスク」を恐れているからではないでしょうか?
「完璧主義」の人は、他の人には見えていない、物事に潜む「リスク」に敏感なのだと思います。
自分に降りかかる「悪い結果」を回避するために、できる限りのことをしたい。
それゆえ、事前に計画を立てて準備できたり、失敗に繋がる要素を排除していくことで、質の高い仕事をすることができるのだと思います。
「完璧主義」は、確かに変えられないかもしれません。
でも、「完璧主義」の人にしか気付けないこともあります。
なぜ自分が今「完璧」を求めてしまっているのか、その理由を探ってみるのはどうでしょう?
「何を恐れているか」を知ることで、自分のエネルギーを使うべき方向性が見えてくるかも知れません。
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