【ミニマリズム】「やりたいことを一つに絞れない」ときの対処法

ミニマリズム

やりたいことはいっぱいある。

でも、結局何もできていない自分がいる。

「やりたいことが多くて自分のエネルギーが分散しているからダメなんです」

「やりたいことを一つに絞って、そこに自分のエネルギーを全て注いでください」

「そうすれば結果を出しやすくなりますよ」

選択と集中。

多くのビジネス書で自分のエネルギーの使い方を指し示してもらえます。

「なるほど!今まで色んなことをやろうとしていたからダメだったのか」

「じゃあ、一つのことに絞ってやってみよう!」

そう思ってやりたいことを絞ろうとしてみる。

でも、できないんです。

「本当にこれに絞っていいんだろうか……」

「もしかしたらあっちの方がいいんじゃないか……」

「一つのことに絞って結果を出せなかったら勿体ないな……」

そんなふうに悩んでしまい、なかなか一つに絞ることができません。

「それは経験したことがそれほど多くないからです」

「色んなことを経験してみれば、何にエネルギーを注ぐべきか分かってきますよ」

今度はそんな言葉を耳にして、

「そうか。確かに知らないことはたくさんあるな」

「じゃあ、色々と経験してみよう!」

そう意気込んで何をするか考えてみる。

すると、

「やりたいことはいっぱいあるな……」

「どれからやったらいいんだろう……」

「中途半端に手を出して時間を無駄にしたくないな……」

そして、結局何もできずに振り出しに戻る。

そんな日々を繰り返しているのです。

「やりたいことを一つに絞って全力を注ぐからこそ結果が出せる」

実にそのとおりだと思います。

でも、一つに絞ることもできず、かと言って選択肢を増やす行動もできないならどうすればいいんでしょう?

やりたいことはいっぱいあるが一つに絞れない。

なら、全部やりましょう。

いえ、「全部やる」と“決めましょう”。

結局、どれを選んでも後悔する可能性はあります。

それは頭では理解しているのです。

一番の問題は、悩み続けていることです。

そして、今何も行動できていないことなのです。

「どれに絞ったらいいか」で悩むのはやめましょう。

“やりたいこと”なら全部やりたくないですか?

なら、全部やってみましょう。

「選択と集中」というと、どれか一つしかできないイメージがありました。

でも、できることなら全部できた方が良いに決まっています。

「いや、だから、全部できないから悩んでるんだよ」

「凡人にはできないよ」

そうかもしれません。

でも、全部できるならその方が良いんですよね?

だったら、「全部やる」と“決めて”みませんか?

結果が出ないかもしれない?

「結果を出すまで全部やる」と決めるんです。

それに、その道中で一つに絞りたいことが見つかるかもしれません。

重要なのは、決める(=決意する)ことで、悩んでいる時間をなくすことです。

「あとは行動するだけ」

迷いがなくなれば、結果が出るのも時間の問題かもしれません。

やりたいことはいっぱいあります。

あとから増えるかもしれません。

反対に、興味がなくなるものも出てくるでしょう。

今まで十分に迷ったなら、現状のままでは何も変わらないということです。

その迷いを消すために、無茶と言われても“決めてみる”のはどうでしょう?

無茶かどうかは自分で決めればいいのです。

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